2021年新卒の方も、入社式を終えて、本格的に仕事を覚え始める頃合いでしょう。
そんな中、大学新卒にあるあるですが、残業時間内に、業務外の新しいお仕事を教えてもらったり、自主学習しなさいと上司に言われることも多くなると思います。
多分そう言われた新入社員の大半が「残業してまで仕事なんてしたくない!」とお思いでしょうし、含み残業(月収に残業代が含まれている)の企業ならなおさら「残るだけ損!」となってやりたくなくなるでしょう。
新入社員だった僕もそう言った考え方でした。そして、この考え方ってとても損なんですね。
今日は、皆さんに「残業してでも仕事を覚えに行くことの重要性」を色んな角度からお話しさせていただきたいと思います。
そもそも何故、仕事を教えようとするのだろう?【上司目線】
あなたに仕事を教えようとしている上司は、あなたの目から見れば、積極的で努力家で仕事にモチベーションがあるようには見えませんか?自分とは全く違う、仕事をすることも残業することも好きでやっているようには見えませんか?
ここでまず、あなたの価値観を砕いておきます。あなたとは違うように見える上司も、最初は今のあなたと同じで「何も知らない新人社員で仕事にやりがいは感じていなかった」のです。
もちろん、最初から目的を持って入社している上司もいるでしょう。ですが、実はそういった上司は少数派。ほとんどの人があなたと同じだったのです。
あなたの理想としていたり、かっこいいと思っている上司にも「イヤイヤ期」があったと思うと親近感が湧きますね。
でも、上司も「あること」をし始めると、考えや価値観が変わって、「仕事を教える上司」に変わったのです。
その「あること」、それこそが「上司がしている仕事を貰う」だったのです。
つまり結論として、会社とは、仕事というバトンを渡すゲームです。上(上司)から降りてきたバトンを、今度は下(部下)に渡してあげる。
こうやって仕事を渡し続けることで会社は長生きし、結果あなたの会社が定年まで無くならなければ、あなたは一生涯安定して食べていけるようになります。
そのためには、今あなたの目の前に渡されたバトンを早く受け取ってもらいたいと上司は考えています。
上司からすれば、後はあなたが受け取れば良いだけ!ですが・・・そこで僕たちには葛藤が生まれるんですよね(次へ続きます)。
僕たちが仕事を覚えたくないのは何故だろう?【新卒目線】
結論、僕たちが仕事について覚えたくないのは、「分からない」からです。
この「分からない」というのは、色々な意味を含みます。
新社会人の周りにあるものは、この「分からない」だらけです。
この「分からない」はとても曲者でして・・・例をあげましょう。
1+199=? ←答えを出せ
○+□=200 ←答えを出せ
ぱっと見、どっちが解く気が起きましたか?
おそらく、ほとんどの人が「1+199=?」の方が解く気が起きたと思います。
何故かというと、
だからですね。これと同じことが仕事でも発生します。
上司から降ってくる仕事、もしくは貰いに行く仕事はどれも「分からない」ことだらけなので、あなたの身体は拒否反応を起こしているのです。
だからこそ、今あなたは「こんな悩みを持っているのは僕だけ」だったり「上司は仕事ができるから。僕はあなたと違って、やりたくないんだ」とか思って、まるで他人がすごいせいにして一人っきりの空間に逃げ込もうとしているかもしれませんが、大丈夫!
あなたの他に入社した新社会人みんなが抱える悩みだし、上司達だって昔は抱えてた悩みです。決してあなただけが悩む特別な悩みではありません。
違いはたった1つ。仕事を貰いやり切った上司。そして、まだ挑戦していないから「分からない」新入社員。ただそれだけなのです。
社会人1〜2年目の努力は、あなたを大人にしてくれる
今あなたの上司達は、「分からない」を「分かる」に変えていった結果、昇進し会社に残った人達です。
まずは、その上司達に興味を寄せてみましょう。そして、その上司のように「なりたい」と思えるのなら、努力しましょう。
そうすれば1〜2年目でもあなたの努力は評価され、周りの新卒とは比べ物にならないほど成長することができるでしょう。
そのためには、人知れず努力しなければなりません。みんなが遊んでいる間にも、自主学習したり、残業したり。
僕は、そんな「上司に憧れるから、本業も一生懸命やりたい。そしてこのまま斜陽業界に居ても将来不安だから転職して市場価値も上げたい。副業も資格も取って、1円でも多く稼ぎたい」と思う社会人の1人です(笑)。
皆さんも、小さな悩みを抱えた時、そのまま立ち止まらずに、努力してみてください。
いつか、あなたは自分が理想とする大人に近づけるでしょう。
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